60代 調理師転職|職務経歴書の書き方【改訂版】町場から給食業への実例付き

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こんにちは、かずおです。

今回は、町場の飲食店で長く働いてきた調理師さんにこそ読んでほしい内容です。

僕自身も、個人店の厨房で30年働いたあと、60代で給食業(病院・福祉施設)に転職しました。
「味の世界」から「衛生とチームの世界」へ。

最初はまったく勝手が違い、正直、不安しかありませんでした。

でも今は、時給1,800円の安定収入で働けています。

転職のきっかけは――職務経歴書を“町場調理の経験を活かせる形”に書き換えたこと。


💡 町場と給食業は「違うようで通じる」仕事

飲食店と給食業、仕事内容は確かに違います。

  • 飲食店:お客様ごとに味を調整、スピード重視。
  • 給食業:大量調理、時間厳守、衛生管理重視。

このギャップが原因で、転職をためらう人が多いんです。

でも、こう考えてみてください。

「飲食店で磨いた段取り力・清潔意識・チーム調理の経験」は、給食業でこそ活きるスキル。

たとえば「同時に何皿も仕上げる」「限られた時間で効率よく動く」──これらはまさに給食現場が求める力です。


🧾 職務経歴書に書くべき3つのアピール軸

職務経歴書で“即戦力”を伝えるには、この3点を押さえましょう。

1️⃣ スピードよりも正確さと清潔感を強調する
→ 「短時間で安全に作業」「清潔を保ちながら効率よく」などの表現に変える。

2️⃣ 味覚の経験を「衛生と計量の正確さ」に言い換える
→ 「味の安定を意識して正確な分量で仕込み」など。

3️⃣ 個人プレーより“協調性”をアピールする
→ 「仲間と声をかけ合いながら作業」「チームで役割分担を意識」などが効果的。


📄 職務経歴書サンプル(町場→給食業向け)

【職務要約】
個人経営の飲食店で主に和食調理を担当。仕込み、調理、盛り付け、衛生管理など一連の業務を経験。
多忙な現場での段取り力と、正確な味付け・衛生意識を培いました。
今後はその経験を活かし、チームで安定的に食を提供する給食業へ挑戦したいと考えています。

【職務経歴】
○○食堂 調理師(2005年〜2022年)
・日替わり定食・宴会料理の調理
・仕込み・在庫管理・衛生チェック
・後進指導、調理器具のメンテナンス

△△福祉施設(派遣)調理補助(2023年〜現在)
・大量調理・配膳・食器洗浄補助
・時間管理・チーム調理の経験を積む

【資格】
・調理師免許
・食品衛生責任者

【自己PR】
飲食店での経験を通じて、スピードよりも正確さ・清潔さの大切さを実感しました。
今後は安全で安心できる食事づくりに携わりたいと考えています。
チームで協力しながら働くことが得意で、与えられた仕事は最後まで責任を持ってやり遂げます。


🧠 転職エージェントを使って「言葉にできない経験」を形に

正直、最初は職務経歴書の書き方がまったく分かりませんでした。
そんな時、転職エージェントに相談したんです。

担当の方に言われたのが、

「町場の経験は“臨機応変さ”や“責任感”として評価されます」
という一言。

自分では“普通のこと”だと思っていた経験が、実は大きな強みだったんです。
添削してもらいながら、言葉を整えるだけで見違えるような職務経歴書になりました。

無料で相談できるエージェントも多いので、書類作成が苦手な方は一度相談してみるのがおすすめです。


💬 よくある質問:「飲食と給食じゃ違いすぎるのでは?」

確かに文化は違います。
でも、「人に食を届ける」という点では同じ。
経験の切り替えではなく、「応用」だと思えばOKです。

しかも給食業は、人手不足で60代も歓迎される職場が多いです。
「経験豊富でまじめに続けてくれる人」は、どの現場でも重宝されます。


✅ まとめ|町場の経験を“衛生と協調”に変換しよう

調理師の世界は、どんな現場でも“経験”が財産です。
その経験を、「安全」「協調」「継続」という言葉に変えて職務経歴書に書くこと。
それが、給食業への第一歩になります。

僕も、個人店から福祉施設に転職して初めて、**「味だけじゃない、安心をつくる料理」**を学びました。
あなたの経験も、きっと新しい現場で輝くはずです。


📎 関連リンク

👉 第1回:履歴書編|まじめさで採用を勝ち取る方法
👉 第3回:面接編|“町場経験”をプラス評価に変える話し方(準備中)


✏️ 著者プロフィール

かずお
60代からブログ、note、AI、SNSに挑戦中の調理師。
個人店から給食業に転職し、現在は安定勤務中。
ブログとnoteで、60代でもできる「転職・学び直し・AI活用術」を発信しています。
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