給食の仕事を始めたばかりの頃。
「これお願い」
「次はこっち」
「終わったらあれやって」
次から次へと指示が飛んできます。
最初のうちは、「はい、分かりました」と聞いていても、1時間もすると頭の中はいっぱい。
「えーっと……次、何だったっけ?」
私は何度もこうなりました(笑)。
給食現場は、覚えることが本当に多いです。
食形態、盛り付け、時間、食数、配膳、洗浄……。
全部を一気に覚えようとすると、頭が追いつきません。
だから新人のうちは、仕事を全部覚えようとするより、まずは
メモ・確認・返事
この3つを意識するだけでも、かなり動きやすくなります。

① メモ|全部書こうとしない
新人の頃は、
「忘れたら大変だ」
と思って、何でもメモしたくなります。
私もそうでした。
教えてもらったことを一生懸命書く。
でも後から見返すと、
「これ……何のことだ?」
というメモが残っていたりします(笑)。
説明を全部書こうとすると、書くことに集中してしまい、肝心の話を聞き逃すこともあります。
新人のうちは、まず
「次に自分がやること」
をメモするくらいで十分です。
たとえば、
- 10時 味噌汁
- 冷菜30個
- 盛り付け後、洗浄
- 終わったら○○さんに報告
こんな感じです。
長い文章を書く必要はありません。
自分が見て分かればOKです。
メモは「記録」より「次の行動」
最初の頃は、教わったことを全部残したくなります。
でも現場では、まず
次に何をするか
が分かる方が大切です。
慣れてきたら、あとから詳しいメモを足していけば十分です。
② 確認|分からないまま進めない
忙しい給食現場では、
「もう一度聞いたら迷惑かな」
「さっき教えてもらったのに……」
と、聞き直すのをためらうことがあります。
でも、
分からないまま作業を進める方が危ない
です。
たとえば、
「この食形態で合っていますか?」
「この盛り付けで大丈夫ですか?」
「次はこれをやればいいですか?」
と確認する。
新人のうちは、それでいいと思います。
むしろ、分からないまま進めてやり直しになると、もっと時間がかかります。
確認はミスを減らす仕事
「聞く=できない人」
ではありません。
特に給食は、利用者さんによって食形態や量が違うことがあります。
分からない時に確認することも、大切な仕事のひとつです。

③ 返事|聞こえたことを相手に伝える
給食現場は意外とうるさいです。
換気扇。
食器の音。
洗浄機。
スチコンや機械の音。
そこに何人ものスタッフが動いています。
そんな中で、
「これお願い」
と言われて無言で作業を始めると、相手は
「聞こえたのかな?」
と不安になります。
そこで、
「はい」
「分かりました」
「これですね」
と一言返す。
これだけでも、相手は安心します。
私は長く接客の仕事をしてきましたが、仕事は結局、人と人とのやり取りです。
新人のうちは、仕事が速くできなくても、
返事がきちんとできる人
というだけで、教える側も話しかけやすくなります。
④ 終わったら一言報告する
これは「返事」とセットで覚えておくと便利です。
仕事が終わったら、
「終わりました」
と一言伝える。
そして、次に何をするか分からなければ、
「次は何をしますか?」
と聞く。
これだけです。
新人の頃によくあるのが、
「仕事は終わったけれど、次に何をしたらいいか分からない」
という時間です。
何となく周りを見ている。
何かやった方がいい気はする。
でも勝手に動いていいのか分からない。
そんな時は、
「終わりました。次は何をしますか?」
これで大丈夫です。
この一言があると、先輩も次の指示を出しやすくなります。
⑤ 最初から速く動こうとしなくていい
給食現場に入ると、周りの人がとても速く見えます。
包丁を使う。
盛り付ける。
配膳する。
片付ける。
「あんなに速く動かないといけないのか……」
と焦るかもしれません。
でも、その人たちは何ヶ月、何年も同じ仕事をしています。
新人が同じ速さでできないのは当たり前です。
最初は、
速さより、間違えないこと。
こちらの方が大切です。
私自身、時間が押して焦った時ほど、確認を忘れて失敗することがあります。
急ぐほど、一度確認する。
これは新人だけではなく、慣れてからも大事だと思います。
まずはこの3つだけで大丈夫
最初からたくさん覚えようとしなくて大丈夫です。
まずは、この3つです。
| 覚えること | 意識すること |
|---|---|
| メモ | 次にやることを書く |
| 確認 | 分からないまま進めない |
| 返事 | 聞こえたことを相手に伝える |
そして仕事が終わったら、
「終わりました」
と報告する。
これだけでも、かなり動きやすくなります。
新人のうちは「全部覚える」より「周りとつながる」
新人の頃は、
「早く仕事を覚えなきゃ」
と思います。
私もそうでした。
でも実際には、
- 分からなければ聞く
- 指示を受けたら返事する
- 終わったら報告する
この繰り返しで、少しずつ仕事がつながっていきます。
そして、周りの人ともつながっていきます。
私は、
仕事ができる前に、まず「伝わる人」になる
ことが大切だと思っています。
仕事の速さは、後からついてきます。
最初は分からなくて当たり前
給食現場では、初めて聞く言葉もたくさんあります。
食形態。
主菜。
副菜。
温菜。
冷菜。
聞き慣れない言葉が次々に出てくると、それだけでも疲れます。
そこに作業まで覚えようとすると、頭がいっぱいになるのは当然です。
最初から全部できる人はいません。
まずは、
メモする。
分からなければ確認する。
言われたら返事する。
ここから始めれば十分です。
まとめ
給食新人が最初に覚えたい動き方は、
メモ・確認・返事
この3つです。
そして、仕事が終わったら、
「終わりました。次は何をしますか?」
と一言。
最初から完璧に動けなくても大丈夫です。
仕事は、毎日少しずつ覚えていけばいい。
私も最初は、教えてもらうことが多すぎて頭が真っ白になりました。
だからこそ、
「入職前に少しでも知っていれば、もう少しラクだったな」
と思います。
この記事が、これから給食現場で働く方の不安を少しでも減らせたら嬉しいです。
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