こんにちは、かずおです。
60代で介護施設の調理師として働きながら、ブログやSNSで発信をしています。
都心で40年96万人を接客し、「人を見る力」を活かした仕事術を提案しています。
今回は、現場で実際に見た——
「同じ60代なのに、なぜここまで差が出るのか?」
というリアルな話です。
結論から言うと、差を分けるのはスキルではありません。
**「心の置き所」**です。
【結論】60代再就職は「合格=ゴール」ではない
多くの人が勘違いしています。
再就職で一番大事なのは、採用されることではありません。
**「採用された後、どう振る舞うか」**です。
ここを間違えると——
どんなに経験があっても、現場では通用しません。
【実例①】3日で辞めた60代経験者の共通点
先日ヘルプに入った現場で聞いた話です。
ある60代の新人調理師。
面接ではこう話していたそうです。
- 「調理経験がある」
- 「現在も、他で給食調理をしている」
- 「調理をしたい」
しかし、実際に現場に入ると——
- 作業スピードが遅い
- 指示が入らない
- 現場の流れに乗れない
結果、現場は混乱。
その後、マネージャーが調理ではなく盛り付けから徐々に仕事を覚えてはと提案。
すると、
「私は調理の経験がある。」
「調理をやりに来ている。だから盛り付けのような仕事はしたくない」
「もっと長い目で見てくれないか。今のやり方は複雑すぎる」
スタッフからはこんな声が出ていました。
「正直、ストレスが限界です…」
そして——
その方は3日後に辞めてしまいました。
それも、出勤した日の朝に言いに来た、、、
■なぜこうなるのか?
理由はシンプルです。
「理想の自分」と「現実の自分」のズレ
これに本人が耐えられなかったからです。
【実例②】未経験でも愛される60代の特徴
一方で、同じ現場にいたもう一人。
全くの未経験で入ってきた同年代の方。
包丁もほぼ初めて。
それでも——
この方は現場で大切にされる存在になっています。
■その理由は「たった一つ」
それが——
謙虚さ
です。
■実際の言葉
- 「この歳で新しいことが学べて楽しいです」
- 「何もわからないので教えてください」
この一言で、現場の空気は変わります。
■周囲の反応
若いスタッフが自然に動き出します。
- 「次これやってみましょう!」
- 「こうすると楽ですよ」
これは心理学でいう
返報性の原理(何かしてもらうと返したくなる)
が働いている状態です。
【比較】明暗を分けた本当の理由
この二人の違いは、能力ではありません。
| タイプ | 行動 | 結果 |
|---|---|---|
| 経験者 | プライドを前に出す | 孤立 → 3日で退職 |
| 未経験者 | 謙虚に学ぶ | 信頼 → 現場の中心 |
【重要】60代再就職で失敗しないための3つのポイント
①「過去の看板」は玄関に置いてくる
30年・40年の経験は強みです。
でも、それを口に出すと——
一気に距離ができます。
②「わからない」と言う勇気
60代の「知っているふり」は、すぐ見抜かれます。
逆に——
「教えてください」は最強の武器です。
③面接は等身大で挑む
背伸びして入社すると、現場で必ずバレます。
特に給食現場では、
包丁の持ち方・手の動きで一瞬でわかります。
【現場のリアル】小さな仕事に人格が出る
給食の現場は——
1分1秒の世界です。
配膳時間は絶対。
その中で
- 安全
- 衛生
- 美味しさ
すべてを成立させています。
だからこそ——
盛り付けのような小さな仕事に、その人の本質が出ます。
【体験談】私自身も「新人のつもり」で入る理由
ちなみに私も、ヘルプ先では必ずこう言います。
「教えてください」から始める。
40年やってきても、です。
理由はシンプル。
それが一番うまくいくから。
【まとめ】60代再就職で一番大事なこと
最後にまとめます。
60代再就職で大切なのは——
- スキルではない
- 経験でもない
**「心の置き所」**です。
過去は、あなたの財産です。
でも——
それを前に出すか、内に秘めるかで未来は大きく変わります。
せっかくの新しいご縁です。
重い鎧は、玄関に置いていきませんか。
身軽になったあなたを、現場はきっと受け入れてくれます。

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