こんにちは、かずおです。
60代で介護施設の調理師として働きながら、ブログやSNSで発信をしています。
都心で40年96万人を接客し、「人を見る力」を活かした仕事術を提案しています。
今の現場では「新人」の私ですが、実は以前、東京・虎ノ門で40年間、飲食業をしていました。
場所柄、来店されるのは大企業の社長、役員、官僚の方々ばかり。
1日100人、40年でのべ96万人のお客様を接客してきました。
今日は、その40年の経験で気づいた**「人の器(うつわ)」**の話をしようと思います。
成功し続ける人と、一瞬で人が離れていく人の違い。
それは意外なほどシンプルな「振る舞い」に出ていました。
1. 「俺の店だ」と言えるカッコよさ
私が一番衝撃を受けたのは、当時、隣にあった大企業の元社長です。
東大法学部卒のエリート中のエリートですが、彼が凄かったのは経歴ではありません。
部下を連れて飲みに来た時の、会計の作法です。
部下が財布を出そうとすると、彼はそれを制してこう言いました。
「いいんだ。ここは俺の店だから」
もちろん、店主は私です(笑)。
でも、これは**「俺の顔(信用)で飲ませてもらっている店だ。ここは俺がもてなす」**という、究極のリーダーシップの表れでした。
そして料理についても「注文は任せる」の一言。
こう言われると、プロとして「絶対にいいものを出したい」と燃えますよね。
人をやる気にさせる天才でした。
2. 最後まで「肩書き」を隠した優しさ
もう一人、忘れられないのが大手文房具メーカーの専務です。
この方も、東大法学部卒。
彼は前例の元社長とは対照的に、「今日のおすすめは?」「裏メニューある?」と、ニコニコと聞いてくるタイプでした。
常に腰が低く、部下の話をうんうんと聞く。
私は彼が偉い人だと、うすうすは気づいていました。
土地開発により店の閉店が決まり、彼が最後に挨拶に来てくれた時。
初めて渡された名刺。
そこには**「専務取締役」**の文字がありました。
その名刺には、「長い間お世話になりました。いつも寛がせていただきました。」
40年間、一度も偉ぶらず、最後まで一人の人間として接してくれた。
**「能ある鷹は爪を隠す」**を地で行く、本物の紳士でした。
3. 「支店長」になった途端、変わってしまった人
一方で、残念な例も見てきました。
いつも店の隅で静かに飲んでいた、人の良さそうなおじさん。
ある日、急に店員への態度が横柄になり、部下を怒鳴り散らすようになりました。
聞けば、昇進して**「支店長」**になったとのこと。
私はカウンターの中で思いました。
「あぁ、支店長になって偉くなったんじゃない。自信がないから、肩書きで自分を大きく見せようと必死なんだな」と。
人間、役職がついた時にこそ、その人の「素」が試されるのだと痛感した出来事でした。
成功する人の3つの共通点
96万人を見てきてわかった「成功し続ける人」の共通点は、この3つです。
相手(店員や部下)へのリスペクトがある
「お金を払う方が偉い」とは微塵も思っていません。
プロに「任せる」度量がある
相手を信頼することで、相手の最高のパフォーマンスを引き出します。
いつでも「機嫌が良い」
自分の機嫌は自分で取る。だから周りに人が集まってきます。

現在の私(介護現場)での気づき
今、私は虎ノ門を離れ、介護施設の厨房に立っています。
ここでは「元経営者」なんて肩書きは通用しません。
あるのは、目の前の利用者さんやスタッフに対する「振る舞い」だけ。
あの大企業の元社長のような「頼もしさ」と、文具専務のような「愛嬌」。
この二つをお手本にしながら、60代の新人として、今日も現場に立っています。
noteで詳しく裏話
※この話には、さらに詳しいエピソードや、ここでは書ききれなかった「裏話」があります。 より深く「人間観察」の世界を知りたい方は、私のnoteもぜひ覗いてみてください。
[「支店長」になった途端、あの良いおじさんはなぜ威張りだしたのか? 〜虎ノ門・カウンター越しに見た96万人の人間模様〜]


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