こんにちは、かずおです。
私は60代で給食業界に転職した調理師です。
これまで40年間、ホテル、飲食店、そして現在の介護施設の給食現場で働き、のべ96万人以上のお客様やスタッフと関わってきました。
現場にいると、
「仕事はできるのに人が離れていく人」
と、
「失敗しても応援される人」
がいることに気づきます。
その違いは何なのでしょうか。
今回は実際に給食現場で経験した出来事から、人間関係で損をしてしまう人の特徴について考えてみたいと思います。
新しく入った30代の女性社員
先日、新しい30代の女性社員が入社しました。
厨房研修を担当したのは私です。
私は昔から人の話を聞くのが好きで、相手の言葉や表情、仕草から人柄を感じ取る癖があります。
研修中、その女性には少し気になる特徴がありました。
仕事の覚えは悪くありません。
むしろ飲み込みは早い方でした。
しかし、
- ネガティブな発言が多い
- なかなか目を合わせない
- 失敗すると言い訳が多い
- 「心が折れた」が口癖
そんな印象を受けました。
もちろん新人ですから、不安はあるでしょう。
私自身も60代で未経験の給食現場に飛び込んだ時は失敗ばかりでした。
だから最初は特に気にしていませんでした。
周囲の空気が変わり始めた
ところが数日後。
周囲のスタッフから少しずつ不満が聞こえてきました。
ある日、ベテランスタッフがこう言いました。
「こっちの心が折れるよ。」
その場にいた他のスタッフも同じような反応でした。
私は思わず、
「まあまあ。」
と場をなだめました。
でも内心では考えていました。
これは仕事の問題ではないな、と。
人は失敗で嫌われるわけではない
長年接客をしていて感じることがあります。
人は失敗したから嫌われるわけではありません。
新人なら失敗して当然です。
実際、失敗ばかりしていても周囲から応援される人はいます。
では何が違うのでしょうか。
私は、
「周囲への配慮」
だと思っています。
次の人へのバトンを考えられるか
その女性が担当した後の厨房は、片付けや掃除が十分ではありませんでした。
私が後から入ると、まず掃除から始めなければなりません。
本人は自分の仕事を終えたつもりなのでしょう。
しかし、次に入る人のことまでは考えられていなかったように見えました。
仕事は一人で完結しません。
特に給食現場はチームプレーです。
自分の作業だけ終われば良いのではなく、
次の人が気持ちよく働ける状態で引き継ぐ。
それが信頼につながります。

人が離れていく本当の理由
私は彼女を責めるつもりはありません。
もしかしたら過去に大きな挫折があったのかもしれません。
人間関係で傷ついた経験があるのかもしれません。
だから自信が持てなかったのかもしれません。
しかし現場で見ていて感じたことがあります。
人は自分のことで精一杯になると、周囲が見えなくなる。
そして周囲が見えなくなると、
周囲もその人を見なくなる。
これが人間関係の難しいところです。
半月後の出来事
それから半月ほど経った頃。
その女性の姿が見えなくなりました。
ロッカーを見ると、荷物は袋にまとめられ、事務所に置かれていました。
退職したのでしょう。
詳しい事情は分かりません。
ただ、少し残念な気持ちになりました。
仕事を覚える力はあった。
能力も決して低くなかった。
それでも続かなかった。
私は改めて思いました。
職場で人を支えるのは能力だけではない。
人との関係性なのだと。
人を見る力とは、自分を見る力
私はブログでよく「人を見る力」という言葉を書いています。
でも本当に大切なのは、相手を見ることだけではありません。
自分を見ることです。
私は周囲への感謝を忘れていないだろうか。
私は誰かに余計な負担をかけていないだろうか。
私は言い訳ばかりしていないだろうか。
私は周囲の人の気持ちを考えているだろうか。
人を見る力とは、
相手を観察する力であり、
自分を客観視する力でもあるのです。
まとめ|人は能力よりも「一緒に働きたい」で評価される
40年で96万人以上の人を見てきて思うことがあります。
人は失敗で嫌われるわけではありません。
不器用だから嫌われるわけでもありません。
周囲への配慮を忘れた時、
少しずつ人が離れていくのです。
逆に言えば、
仕事が完璧でなくても、
感謝ができる人。
素直な人。
周囲を気遣える人。
そんな人は応援されます。
AI時代になっても、
最後に人を支えるのは人との関係です。
私はそう思っています。

かずお|人を見る力×AI
私は40年で96万人を見てきた経験と、現在の給食現場で学んでいることをもとに、
- 人を見る力
- 職場の人間関係
- 60代からの挑戦
- AI時代の生き方
について発信しています。
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