60歳で介護施設の調理師になった私が出会った、“真面目すぎるパートさん”の話

給食現場・調理

こんにちは、かずおです。

60才で給食業界へ転職し、介護施設の調理師として働いています。

40年96万人の接客で磨いた「人を見る力」をもとに、 仕事や人間関係が少し楽になる気づきを発信しています。

先日、その「人を見る力」が久しぶりに火を吹いた出来事がありました。 今日はその話を、少しユーモアを交えながらお届けします。

■ 介護現場は“人間関係のデパート”

介護施設で働いていると、本当にいろんな人がいます。 年齢も性格も働き方もバラバラで、まるで「人間関係のデパート」。

そんな中で、最近一緒に仕事をした同年代の女性パートさんがいました。

  • 職場で一番古い
  • 施設のことを誰よりも知っている
  • 職員さんからの信頼も厚い
  • 落ち着いていて真面目
  • 責任感が強い

いわゆる「仕事モードに入るとスイッチがカチッと入るタイプ」です。

■ ミスで怒られた彼女の“温度”

その彼女、最近はシフトにたまにしか入らないらしいのですが、 その影響でミスがあったそうです。

すると男性スタッフから、 「何やってんの!」 と軽めの口調で言われたらしい。

その話を聞いた瞬間、彼女の表情がスッと険しくなりました。

「たまにしか入らないのに、できるわけないじゃない」

と、ちょっと怒り気味。

僕としては、 「いやいや、そんな言い方されたら誰でもムッとするよね」 と思いつつ、空気を軽くしたくて冗談っぽくこう返しました。

「たまにしか入らないんだから、できるわけないって冗談で返せばいいじゃないですか」

すると彼女は、きっぱりとした口調でこう言いました。

「仕事だから冗談は言えない。」

この瞬間、僕の中で“人を見る力”がピカッと光りました。

■ 真面目さんの特徴は「冗談の受け皿が仕事中は閉じる」

彼女は本当に真面目なんです。

仕事に対して一本筋が通っていて、 ミスはミスとして真剣に受け止める。

だからこそ、深い話になると長くなるし、 改善や責任の話が続く。

こういうタイプの人は、 「仕事中は冗談の受け皿が閉じる」 という特徴があります。

普段は優しい人でも、仕事モードになると “真面目スイッチ”が入ってしまうんですね。

■ 一方の私はというと…

僕は、冗談を交えながら楽しく仕事をしたいタイプです。

もちろん職場を良くしたい気持ちはありますが、 深刻になりすぎるのは苦手。

空気が重くなると、つい軽い冗談でほぐしたくなる。

仕事は真剣にやるけれど、空気は軽やかに。 そんなスタイルが自分には合っています。

だから、彼女の「仕事は仕事」という姿勢を尊重しつつも、 「いやぁ、タイプが違うなぁ」 と感じたわけです。

■ 介護現場は“人の博物館”

介護の現場は、本当にいろんな人が集まる場所です。

  • 真面目な人
  • 軽やかな人
  • 熱い人
  • 淡々とした人
  • とにかく明るい人
  • 静かに支える人

まるで「人の博物館」。

そして、どのタイプも職場に必要なんですよね。

真面目な人がいるから職場が締まるし、 軽やかな人がいるから空気が柔らかくなる。

どちらが正しいとかではなく、 ただ「役割が違う」だけのこと。

■ “人を見る力”が教えてくれたこと

今回の出来事を通して、改めて思いました。

「自分は自分のスタイルでいいし、相手は相手のスタイルでいい。」

ただそれだけのことなのに、 実際の現場ではその“温度差”が時々すれ違いを生む。

でも、そのすれ違いをどう受け止めるかで、 働きやすさは大きく変わります。

僕はこれからも、冗談を交えながら、楽しく仕事をしたいと思っています。 そして、真面目な彼女のような人がいるからこそ、職場が成り立っていることも忘れずにいたい。

いろんなタイプがいるから、職場は面白い。 そう思えた一日でした。

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