こんにちは、かずおです。
私は60代。
介護施設の給食現場で調理師として働きながら、ブログやSNSで発信をしています。
40年間、東京・虎ノ門で接客の仕事をしてきました。
長年仕事をしていると、
「この人、今日は疲れているな」
「ちょっとイライラしているな」
「今は話しかけない方がいいな」
そんな“空気”が自然と見えるようになります。
私はこれを、
「人を見る力」
だと思っています。
最近、職場でそのことを改めて感じる出来事がありました。
22才の女性スタッフが持っていた「接客力」
私の職場に、
22才の若い女性スタッフがいます。
この人、
とにかく周りを見る力があるんです。
忙しい時でも、
- 誰が困っているか
- 今どこが詰まっているか
- 誰に声をかけるべきか
を自然に見て動ける。
しかも、
相手によって対応も柔軟に変えられる。
私は気になって聞いてみました。
「なんでそんなに周りが見えるの?」
すると彼女は、
「居酒屋でアルバイトしてた時、社員さんから“周りを見て動け”って叩き込まれました」
と言いました。
私は思わず、
「ああ、やっぱり接客経験か」
と思いました。
接客業は「人を見る訓練」
接客業って、
料理や配膳だけではありません。
本当に鍛えられるのは、
「相手を見る力」
です。
例えば飲食店では、
- お客様の表情
- 声のトーン
- 空気感
- イライラ
- 疲れ
- 急いでいる感じ
こういうものを常に見ています。
なぜなら、
それが接客だからです。
機嫌が悪そうなら距離感を変える。
話したそうなら少し会話する。
クレームになりそうなら先回りする。
つまり接客業は、
毎日“人間観察”をしているようなものなんです。
「心は顔に出る」
その女性スタッフが、
こんなことを言っていました。
「心って顔に出ますよね」
私はすごく納得しました。
さらに彼女は、
「嫌な時って、眉間にしわ入るじゃないですか」
と言いました。
本当にその通りです。
人は言葉では隠せても、
表情には出る。
- イライラ
- 不満
- 疲れ
- 焦り
- 不安
全部、顔に出ます。
そして、
接客経験が長い人ほど、
そこを無意識に見ています。
「人見知り」なのに対人対応がうまい理由
面白いのは、
彼女自身は、
「私、人見知りなんです」
と言っていたことです。
でも私は、
すごく分かります。
本当に人を見る人って、
実は繊細なんです。
空気を感じる。
相手の感情を読む。
変化に気づく。
だから慎重になる。
だから最初は距離を取る。
でも、
そういう人ほど、
実は対人対応がうまい。
これは40年間接客してきた私の実感でもあります。
接客業で鍛えられる力は、どこでも通用する
私は思います。
接客業経験者って、
どんな職場でも強い。
なぜなら、
- 空気を読める
- 周りを見られる
- タイミングが分かる
- 相手に合わせられる
からです。
これは介護施設でも、
給食現場でも、
人間関係でも本当に役立ちます。
逆に、
自分のことしか見えていない人が増えると、
チームワークは崩れます。
だから私は、
「人を見る力」は立派な仕事能力だと思っています。
AI時代でも残る「人を見る力」
最近はAIの時代と言われます。
私自身も、
60代でAIに挑戦しています。
でも、
AIが苦手なものもあります。
それが、
「空気」
です。
人の微妙な表情。
距離感。
場の雰囲気。
今、声をかけるべきかどうか。
こういうものは、
やはり人間同士の経験が強い。
だから私は、
これからの時代ほど、
「人を見る力」
は大事になる気がしています。

言葉にはならない『気配』を感じ取ること。
それは、雪山を歩くときのような、繊細で優しい感覚かもしれません。
最後に
22才の女性スタッフを見ながら、
私は改めて思いました。
接客業って、
単なるアルバイトではない。
人を見る力。
空気を読む力。
距離感。
相手への気配り。
そういう、
一生使える力を鍛える仕事なんだなと。
そして、
その力は年齢ではありません。
22才でも持っている人は持っている。
逆に、
60代でも持っていない人もいる。
だから面白いんですよね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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